はてなブログの中に続いていた、はてなダイアリーの伝統が、ひとつ終わった。
■ 嫌いだった機能
記事を新規投稿・更新する際に、本文中のキーワードを抽出して「はてなブログ タグ」のページへ自動的にリンクする機能を廃止することとなりました
https://staff.hatenablog.com/entry/2026/02/16/170934
正直な話、はてなダイアリー時代から、ブログ記事の文章に対してキーワードを自動的に認識して勝手にリンクを付けるこの機能は嫌いだった。余計なお世話機能という悪印象もあったし、ブログ記事の中がリンクだらけになって格好も悪い。閲覧中に間違ってリンクを踏んでしまうこともあった。
特に困ったのは、はてなダイアリーからはてなブログへ移行した際に、手続きを間違って消えてしまった自分のダイアリーをアーカイブからサルベージする作業の時だ。
HTML形式でアーカイブデータを掘り起こすと、リンクだらけのテキストになる。これだと扱いづらかったので、一度、キーワードリンクのタグを全て削除していた。(最近は、生成AIに頼めば一発で削除してくれるので楽だが…)
■ はてなブログの「タグ」がやっと腑に落ちる
そもそも、なぜ自動リンク機能が実装されたのか。
お知らせ記事では簡潔にこう説明されている。
キーワードを通じて記事同士をつなげ、知識を共有する役割を長らく担ってまいりました
もちろん、はてなダイアリーとはてな機能の後継機能として「はてなブログ タグ」という機能がある。
はてなキーワードをもとにしたサービスなのに、サービス名や機能が「キーワード」ではなく「タグ」なのはどうしてですか?
はてなキーワードは、特定の言葉(キーワード)を使っているブログの口コミ情報を効率よく知ることができるサービスとして、15年以上にわたり愛されてきました。現在、その概念は多くのウェブサービスで「タグ」や「ハッシュタグ」と呼ばれています。はてなブログをご利用中の方にも、これからブログをはじめる方にも、使い方がすぐに分かるよう「タグ」と名付けました。
* はてなブログ タグとは - はてなブログ https://d.hatena.ne.jp/
はてなブログをあまり使わない自分にとって、編集画面の左下にある「タグをつける」ボタンに違和感があった。「タグ」って何?と。要するに「タグ」とは、はてなダイアリー時代の「キーワード」なのだ。そして、自動的に機能していた「はてなブログ タグへの自動リンク機能」の一部を手動で行うのが、このボタンだったのだ。
■ 機能の設計意図を思うと、機能廃止に寂しさも
「キーワードを通じて記事同士をつなげ、知識を共有する役割」を担ってきた自動リンクの「はてなキーワード」。たしかにそれは手動で設定する「タグ」として存続する。
しかし、自動リンクと手動設定のタグとでは微妙に機能というか、それが生み出す効果は異なってくるだろう。
「手動設定のタグ」には、つなげようとする積極的な意志と意図がある。一方で自動リンクの「はてなキーワード」は、無意識につながるのだ。この違いは意外と大きいと思うのだ。
この話題を掘り下げれば、恐らく「はてな村老人会」あるいは「ブログ文化長老会」の議題になるだろう。
ブログの記事と記事をどうつなげるか、つながるか。「はてなキーワード」に限らず、「トラックバック問題」や、もしかしたら「儀礼的無関心」など、はてなダイアリー時代に盛り上がったネット上におけるコミュニケーションや距離感の問題につながるかもしれない。
「はてなキーワード」が生むつながりには、ブログなどネットでの発信が収益化に毒される以前の純粋な(?)情報交流の一つの理想が垣間見えた気がしたのだが…
この先は、「そもそも『はてなキーワード』とは、何か(ネットリ」という話になるので、不用意には踏み込めない。遡れば、Wikiリンク機能とか、そもそも論としてのティム・バーナーズ=リーら大先達たちのハイパーテキスト論、WWW論、紙の論文の静的なつながりの動的リンク化などに遡っていくだろうし…なので、今夜はここまでとするが。
『はてなキーワード』とは何だったのか、いつかは振り返ってみたい。
「はてな」はウェブ上のシステム手帳になりえる。そして「はてな記法」の秘める可能性について。[絵文録ことのは]2005/06/12
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